この記事では内省という言葉の意味やどうして内省をする必要があるのかということについて私なりの考えを紹介しています。反省とは違うんだよということや、他者との関係性の中でどうやって内省をしていくのかといった内容を掲載しております。
はじめに
こんにちは 内省力発掘ジンジニアのMakiです。
組織論、特に内省についての研究をプライベートで行っており、日々学んでいる組織論や内省の実践方法に関する情報、仕事で学んだことを中心にブログを不定期で掲載しています。以前は仕事でSREチームのマネジメントを行っていたので、技術的な情報も一部ブログとして掲載しております。
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内省の大切さを知って社会とのつながりの中で前向きに生きよう
みなさん内省(リフレクション)という言葉をご存知でしょうか?
内省とは自分自身と対話をして、新たな気づきを得ることだと言えます。
自分自身がどこに向かっていきたいのか、社会に対してどのような貢献をしていきたいかを捉える意味でも内省はとても重要です。
内省についてあまり詳しくない方も、改めて内省について知りたい方もこの記事を読んで気づきにつながることが一つでもあれば幸いです。
キーワード
- 内省
- リフレクション
- self-reflection
- 振り返り
- 自分と対話
そもそも内省(リフレクション)とは?
そもそも内省(リフレクション)とは何なのかについてもう少し深堀りしてみたいと思います。
内省とは自分自身と対話をして、新たな気付きを得ることだと冒頭に述べました。
では、人は新たな気付きをどのように得るのかという点を抑える必要があります。
7:2:1の法則
「7:2:1の法則」という米国のロミシンガー社により行われた調査結果に基づく考え方があります。
7 : 仕事の経験から得られる学び
2 : 上司や他者から得られる学び
1 : 研修や書籍から得られる学び
というものです。
このことから言えるのは、読書や、研修などから得られる学びもあるにはあるのですが、それよりも日々の経験や他者の考えを以下に自分自身の学びとして取り込み血肉化していくかが重要だといえます。
反省と内省の違いとは?
では内省とは何なのか。
それは、経験したことに対して問いを投げて、自分自身と対話を行い、新たな意味付けをすること。
気づき、すなわち学びに繋がるということです。
間違えやすい考え方に反省がありますが、内省は反省とは違います。
反省は自分の間違った考えや言動などを振り返り、改めることにポイントが置かれていますが、内省はそうではなく、自分自身と向き合い良かったことも悪かったこともすべてを活かしながら新たな気付きを得るために行う行為です。
内省の重要性について?
ではなぜ内省が重要なのか。
自分自身の人生を充実したものにするためには、自分自身がどのような目的を持っていてどのように実現していくのかを考える必要がありますよね。
- 自分自身のやりたいこと
- 仲間や家族に対してしてあげたいこと
- 組織や社会に対して貢献したいこと
これらの繋がりを意識しながら内省をすることで自分自身と社会との関係性が明確になってきます。
こうすることで、自己実現のためには何をしなければ行けないのか、また、現在自分が置かれている状況はどのようなものなのかといったことが自ずと見えてきて、日常の向き合い方が自然とプラス向きになります。
つまり、内省を通じて、社会の中で自分がどのようにあるべきかを考え、理想の状態を描く。そしてその理想の状態に向かっていく力が生まれるので内省はとても重要だと思っています。
今の社会は非常にVUCAの時代と言われるように不確実で変化の多い時代です。
そのような状況の中でも、社会と自分との関係性を捉えてどのような振る舞いをしていくことで自己実現を果たせるのか、そして、自己実現を超えて社会のために役割を果たせるのか。そういったことを常に捉える力が必要だと思っています。
そういう意味で内省はとても重要な考え方だと思います。
内省ってどうやって実施するの?
では、内省はどのように実施していくのか?
内省についての取り組みは個人でできることもありますが、他者との対話を通じて学びが得られることもたくさんあります。
個人で内省を行う場合
日記や、ジャーナリングといったやり方で紙の上にアウトプットをしながら行うのがおすすめです。デジタルの世界に入力するのが当たり前になった時代ではありますが、ノートとペンを使って紙の上に書き出すことで余計なノイズがなくなり、創造的に頭を働かせることができるようになります。
対話を通じて内省を行う場合
会社での行われているOne On One やリフレクションのためのミーティングを実施することも内省に役に立ちます。対話を通じた内省を行うことで自分では考えもつかなかった視点から気づきを促してもらえることも多く、個人で行う内省では捉えられなかったものに対して気付けるきっかけとなります。
もし、会社でOne On Oneを実施する立場の方は下記の記事もおすすめです。
One On Oneに対してどういった視点で実施した方がいいのかをまとめた記事になります。
One On Oneは何のため?

是非、個人での内省、対話を通じての内省それぞれを取り入れつつ、自分自身との対話を楽しんでみてください。
まとめ
いかがでしたか。内省についてのまとめです。
- 内省とは「内省とは自分自身と対話をして、新たな気付きを得る」こと
- 自分自身が社会との関係性の中でどのように目的を実現していくかを捉えることに繋がる。
- 個人での内省と、対話を通じての内省により気づきを得られる。
ぜひ、日々の内省を大切にして、より良い一日が過ごしていきましょう。
関連ページ
- 良い内省と悪い内省って何が違うの?

- 内省と対話の場で意識してほしいこと

- 計画と振り返りで内省の習慣化ができるリフレクションノート販売決定!

おすすめ書籍
内省とは何かについて基本的な考えを学ぶのにおすすめの書籍です。経験学習モデルという有名なモデルが有るのですがその理解にも役立ちます。
職場のチームでどのように内省について取り組んでいきたいかを学びたい方におすすめです。
リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)
内省の重要性についてより理解を深めたい方におすすめです。
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