内省を深めるフレームワークORIMD100の問い

内省
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

この記事では内省を深める際に役立つ100の問いを紹介します。 内省をするときにポイントとなるのはどのような問いを場に投げかけるかです。ですが、問いを作ること自体、簡単なことではないですよね。 この記事ではORIMDというフレームワークをベースに事実、感情、解釈、意味、決定と5つのカテゴリーに分けてそれぞれ20個、合計で100個の問いを紹介します。

はじめに

こんにちは 内省力発掘ジンジニアのMakiです。

組織論、特に内省についての研究をプライベートで行っており、日々学んでいる組織論や内省の実践方法に関する情報、仕事で学んだことを中心にブログを不定期で掲載しています。以前は仕事でSREチームのマネジメントを行っていたので、技術的な情報も一部ブログとして掲載しております。

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ORIMDで内省を深める100の問い

内省のフレームワークORIMD

まずは一つフレームワークを紹介します。ORIMDと私が考えているフレームワークです。

もともとはORIDというフレームワークがあるのですがその中に一つ観点を追加して、時間の軸、どの立場で考えるのかの視点の軸を追加して作成したものになります。

▼ORIMDフレームワークについての詳細はこちらをご覧ください。

効果的な内省のプロセスとは
内省の重要性はわかっているけど、どうやって実践するのが効果的なんだろうと悩んでいるという方に向けて効果的な内省の方法について紹介していきたいと思います。

問いの分類

ORIMDでは質問を次のように分類しています。

  • 事実 (客観的事実を引き出すための問い)
  • 感情 (感情や反応を引き出す問い)
  • 解釈 (解釈を確認するための問い)
  • 意味 (意味付けを引き出すための問い)
  • 決定 (次のステップを引き出す問い)

これらの分類を時間の軸と視点の軸のどこに位置づけられるかをマッピングしたものが次の図になります。

学習のプロセス

内省を深めるときには事実から質問を開始して感情、解釈、意味、決定と進むプロセス(過去からの学習プロセス)を経て、決定、感情、解釈、意味、事実と進んでいくプロセス(未来からの楽手プロセス)をぐるぐるとループさせながら問いを投げ掛けていくことで内省を深めていくことができます。

ORIMDの100の問い

このORIMDのフレームワークを利用して内省を深めていく際に役立つ質問集を用意しました。事実、感情、解釈、意味、決定それぞれ20個ずつで合計100個の質問があります。ORIMDのフレームワークと質問集を見ながら内省を深めるきっかけとなれば幸いです。

事実を確認する問い (Objective Questions)

まずは事実を確認する問い(Objective Questions)です。 この問いの目的は客観的事実を引き出すことです。では20個の問いを紹介します。

  1. 周囲にはどのような人がいましたか?
  2. その話は誰がしたのですか?
  3. どのような場面が印象的でしたか?
  4. 事実は何だと思いますか?
  5. 過去にどのようなチームで働いていましたか?
  6. どのようなポイントに注目しましたか?
  7. その時の特徴的な会話はありますか?
  8. 話のポイントとなる部分は何でしたか?
  9. そのときの反応はどのようなものでしたか?
  10. そこにはどのような前提がありそうですか?
  11. その要因は何だと思いますか?
  12. そこにある要素や条件は何だと思いますか?
  13. 他に考えられる要因は何だと思いますか?
  14. 周囲の状況はどのようなものでしたか?
  15. 周囲の人はどのように関わっていましたか?
  16. ターニングポイントとなった出来事は何ですか?
  17. あなたがチャレンジできなかったことは何ですか?
  18. あなたを動かした出来事はどのようなことでしたか?
  19. 成功につながった要因はどのようなものですか?
  20. どのような成功体験がありましたか?

感情を確認する問い (Reflective Questions)

次は感情を確認する問い(Reflective Questions)です。 この問いで自分や相手の感情や反応を引き出していきます。

  1. その時の気持ちはどのようなものでしたか?
  2. 不安を感じることは何ですか?
  3. 面白くないことは何ですか?
  4. 嬉しくなるのはどのようなときですか?
  5. 混乱していることはなどのようなことですか?
  6. どのようなことが気になっていますか?
  7. イライラさせるものは何ですか?
  8. あなたの強みだと思うポイントは何ですか?
  9. 集中したいポイントは何ですか?
  10. あなたに勇気を与えてくれるものは何ですか?
  11. 批判的に感じることは何ですか?
  12. 10点満点で点数をつけると何点ですか?
  13. あなたが疑っていることは何ですか?
  14. 何に感動を覚えましたか?
  15. うまくいったときにどのように思いましたか?
  16. どのようなところに難しさを感じますか?
  17. 行動を躊躇してしまうことは何ですか?
  18. 恐れていることは何だと思いますか?
  19. 厳しい状況でもあなたに行動の勇気を与えるものは何ですか?
  20. そこにはあなたのどのような価値観が影響していますか?

解釈を確認する問い (Interpretative Questions)

3つ目は解釈を確認する問い (Interpretative Questions)です。 この問いではどのような理解をしているのか、つまり解釈を確認することが目的です。

  1. 問題の根底にあるものは何だと思いますか?
  2. そこにあるメリットは何だと思いますか?
  3. そこでは何が推奨されているのですか?
  4. 新しい視点を与えてくれたものは何ですか?
  5. 新しく生まれた疑問は何ですか?
  6. そのときの経験をどのように解釈しますか?
  7. どのようにその問題に対処してきましたか?
  8. そこにある価値観はどのようなものですか?
  9. あなたにとっての失敗とは何ですか?
  10. 本当に悪いことですか?その理由は何ですか?
  11. その考え方の背景には何が影響していますか?
  12. あなたにとっての理想の状態とは何ですか?
  13. その恐れの先にあるものは何ですか?
  14. そのように考える理由は何だと思いますか?
  15. 成功に導いたポイントは何だと思いますか?
  16. そのように行動する理由は何だと思いますか?
  17. あなたにとって最も有意義だったことは何ですか?
  18. その経験から学んだことは何ですか?
  19. あなたは何をすることができましたか?
  20. 足かせになるものはどのようなものですか?

意味を確認する問い (Meaning Questions)

4つ目は意味を確認する問い (Meaning Questions)です。 解釈を踏まえてそのことに対してどのように向き合うのかの意味付けを引き出します。

  1. それはどのような面で重要性な意味を持ちますか?
  2. それはどのような変化をもたらしますか?
  3. フォーカスすべき問題領域は何ですか?
  4. どのような意思決定をする必要があると思いますか?
  5. 本質だと思う部分はどのようなことですか?
  6. どのような変化が必要だと思いますか?
  7. その他に何を検討する必要がありますか?
  8. そこにはどのような選択肢がありますか?
  9. それを考える意味や重要性は何ですか?
  10. それは人生においてどのような意味を持ちますか?
  11. あなたは周囲の人とどのように関わりたいですか?
  12. どのようなチャンスや脅威があると思いますか?
  13. あなたを駆り立てるものは何だと思いますか?
  14. どのような使命感を感じていますか?
  15. あなたはどのような専門性で世の中に貢献したいですか?
  16. あなたが本当に手に入れたいことは何ですか?
  17. 最悪の結果とは何ですか?また、何を意味しますか?
  18. あなたにとってそれはどのような意味を持ちますか?
  19. その結果はあなたの将来にどのような意味をもたらしますか?
  20. 他にどのような方法で評価できますか?

決定を確認する問い (Decisional Questions)

最後は決定を確認する問い (Decisional Questions)です。 ここで次の行動を促したり、結論を出したりして未来へのステップを引き出します。

  1. これから何をテーマにしたいですか?
  2. どのように周囲の人に伝えていきたいですか?
  3. そのために必要なことは何ですか?
  4. その経験をどのように活かしたいですか?
  5. まずは何を決めますか?
  6. 未来をどのように変えたいですか?
  7. 一言で表すと何になりますか?
  8. そこからどのようなことを学びたいですか?
  9. もう一度やるとしたら何を変えますか?
  10. 新たに始めたいこと何ですか?
  11. まず初めに取りたい行動は何ですか?
  12. どのような決断が必要だと思いますか?
  13. 共通認識を持つために必要なことは何ですか?
  14. 今までのやり方と変えてみたいことは何ですか?
  15. それをどのように応用していきたいですか?
  16. 最終的なゴールは何ですか?
  17. そのゴールとはどのようなものですか?
  18. そこにある話の本質は何だと思いますか?
  19. それを実現するためにまずは何を始めたいですか?
  20. その経験や価値観を今後どのように活用していきたいですか?

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事ではORIMDのフレームワークとフレームワークを活用するための質問として事実、感情、解釈、意味、決定のそれぞれの分類で20個ずつ合計で100個の質問のを用意しました。

もちろん内省を促すための質問は際限なくありますので、ここでの問いはあくまでも一例ということで活用していただければと思います。

▼ORIMDフレームワークについての詳細はこちらをご覧ください。

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